女一人旅の記録(カンボジア〜ベトナム編)

女子一人旅のブログです!国外・国内、果敢に挑んで行く所存!旅行者の方に役立ちそうな情報や、私の自己満足のコメントを主に載せて行きますので、是非ご覧くださいね。

カンボジア・シェムリアップ3日目〜博物館とクラフトビアパブ〜

手がかゆい...。

 

若干ノミに食われたようです。ホステルで寝る時は長袖長ズボンとかの方が良いかもしれません...。

 

気を取り直して朝ご飯は、ホステル前の例のファンシーカフェで。米粉の麺の朝ご飯を食べました。

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これが美味しい!

 

にんにくがしっかり効いていて、肉団子とチンゲンサイのような野菜が入っています。後でガイドブックを調べたところ、「クイティウ・サイッ・コー」という何とも発音しづらい名前の食べ物だったようです。帰る前に絶対もう一度食べよう...と心に決めて、今日は1日フリーの日だったので、どこに行くか計画をたてます。とりあえず博物館と、ポル・ポト政権時代のキリング・フィールドに行こうと決めて、行動開始。

 

まずは博物館まで。ホステルのお兄ちゃんにトゥクトゥクの手配をお願いします。カンボジアの中心部の移動なら$2〜$3が相場みたいです。

 

博物館は近代的な白い大きな建物で、綺麗です。中に入ると大きな荷物はクロークに預ける必要がありました。基本的にはアンコール遺跡から出土した像なんかの展示です。像がフィギュアみたいに陳列している「千体仏の間」とか、映像でアンコール遺跡の解説をしてくれている部屋とかがあって、日本でも結構博物館好きな身としてはとても楽しめました。シヴァ神とかヴィシュヌ神とかの解説もあって、「破壊と創造の神」みたいな中二病っぽいワードに興奮していました。笑 中国人の観光客が多くて、いちいち映像を中国語でも再生するよう要求していて、「さすが...!」の一言でした。笑

 

その後もトゥクトゥクをつかまえて、今度はキリング・フィールドまで。学生の時ポル・ポト政権について少し調べた事があって、興味がありました。

 

私の調べた範囲で申し訳ないのですが、ポル・ポト政権は、1973年頃から4年程カンボジアを支配していた政権です。無理矢理社会主義カンボジアに浸透させようとした結果、大規模な粛清を行い、約100万人が犠牲になったそうです(人数は諸説あるようです)。特に知識人を徹底的に粛清しようとしたらしいですが、知識人の判別方法として「眼鏡をしている人」を見つけて殺していったそうで、その規模とあさはかさに驚きます。その他にも都心に住んでいる人を無理矢理農村に移動させて、何もない土地で農業を始めさせるなど、無謀な政治で有名な政権でした。

 

日本にいる時に疑問だったのが、「なんでそんなマヌケな人が政権なんて取れるんだろう...?そしてなんで国民はポル・ポト政権成立を許してしまったんだろう...?」という事でした。ただ、このカンボジアの旅を経て思ったのが、カンボジアの人たちが本当に素朴だということ。特に当時の農村の人たちは、「カンボジア社会主義を!」なんて叫ばれてもその概念を理解できない人が多かったのではないかな、と思いました。私の勝手な想像かもしれないのですが、本を読んでわからなかったことも、現地に来ると何となくしっくりくることもあるものだな、と思いました。

 

話はもどってキリング・フィールドですが、ここはポル・ポト政権時代刑務所として使われていた場所で、ここでも何千人もの人が殺されたそうです。現在は僧院になっていますが、発掘された骸骨が山積みに展示されていたり、ポル・ポト政権時の様子が写真付きで解説されたりしています。今ではうってかわって静かな場所で、目が覚めるようなオレンジ色の服を着たお坊さん達が、生活を営んでいます。

 

さて、すでに今日やろうと思っていたことが終わってしまい、とりあえずマーケットへトゥクトゥクで向かいます。ちなみにトゥクトゥクおじさんは私がキリング・フィールドを見ている間は時間をつぶして待っていてくれました☺️

 

オールド・マーケットは、ザ・東南アジアな感じの市場。魚醤なのか、ツーンとしたにおいに「ウッ」となり、その後はワイルドに並んだ食べ物を見て「おお...」となり...。五感が忙しい。笑

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これはまだいいけど...。

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これはなんか得体の知れない動物が丸ごと置かれてる!しかもお店の人も裸足で台にのってる!笑

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果物は見た事がない熱帯のものがたくさんあっておいしそう...!

 

さらに奥に進むと、お土産やらをたくさん売っているところに。私も家族用の置物と、涼しそうなワンピースを購入。値下げ交渉が常識らしく、割と最初はみんな高い値段をふっかけてくるのでご注意。ワンピースはアジアンなテイストでかわいくて、日本でも全然着られそう!

 

オールドマーケットですが、何だか可愛らしいおしゃれな裏通りみたいなものも存在しており(もうどうやってたどり着いたのかは全くわかりません...)そこで姉用のネックレスなんかを購入しました。

 

一旦疲れて宿に戻ったのですが、再度夜の街に舞い戻る!クラフトビール好きなので、事前に調べておいた、Siem Reap Brew Pubというクラフトビールパブへ!シェムリアップ唯一ということで、また若干テンションがあがる。笑 

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外観綺麗!しかもすいてる!

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ビールのタンクがおいてあります。

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メニュー。スタンダードな取り揃え。

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とりあえず飲み比べセット$3!破格すぎる...。しかもおいしい!私はIPAが一番好みでした。お通しで塩気のあるピーナッツが出て来て、これも美味しい。

読んだところによると、オーナーは日本人だそうで、確かにこまやかな気遣いがありがたいお店でした☺️

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実は魚のスープも頼んだんですが、これはちょっと...。笑 カンボジアは基本川魚らしいのですが、本当に「川」の味がするんですよね...。このレストランが、ということではなく、正しい川魚料理の味なんだと思います。笑

 

その後はパブストリートへ繰り出す!観光客がほとんどで、夜でも危険という雰囲気ではなかったです。スリなんかは気をつけた方が良いのだとは思いますが。

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こういうちょっと安っぽい繁華街、なんか良いですよね。ビックカメラみたいな、心地よいごちゃごちゃ感?笑

 

パブストリートが見渡せるという「X Bar」という怪しげなバーへ。Rooftop barといいながらも高さは3階。笑

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怪しげな階段。

f:id:a-kanai-202a:20180213184139j:plain怪しげな店内。

 

かわいいカンボジアのチャンネーが、ワインのボトルを一生懸命あけてくれました。確かにパブストリートは一望できる。人の流れを追っているだけでも何だか楽しいですが、一人で寂しいので日本人を見分けるゲームをやってました。笑

 

帰りにフットマッサージを$4でしてもらって、帰宅。フットマッサージは本当に神。

 

明日はまたツアーに参加して、水上村にでかけます!