カンボジア・シェムリアップ2日目〜アンコールワット観光〜
目が覚めて、一瞬「あれ?どこにいるんだっけ?」となる、定番の旅行2日目。
今日はアンコールワットのツアーに行くために早起きです。7:50amに迎えがホステルに来るということで、ドミトリーでみんなの寝息が聞こえる中準備。
朝食はガソリンスタンド併設のコンビニ兼カフェのような所で、バナナケーキとカプチーノを食します。なぜかカプチーノのふたがうまく閉まらずガバガバこぼしてしまいましたが、まあご愛嬌。笑
ホテルのフロントで待っていると、バンのような車でお迎えが。そこからツアー会社のオフィスに乗り換えて、小さなバスに乗り込みました。全部で10人ちょっとのちょうど良い感じのツアーです。
今回のツアーで訪れる遺跡は以下。有名どころをぎゅっと詰め込んだお得なツアーでした。
・アンコールワット(かの有名な!)
・タ・プローム(木がすごい)
・バイヨン(観世音菩薩像の大きなお顔)
・プノン・バケン(山の上から見る夕日がきれい)
最初は自転車で遺跡とか回れたらいいな〜とか思っていましたが、やはり広大すぎて遺跡と遺跡の間の距離が長い...!ツアーに参加したのは正解だったと思います。
ちなみに申し込んだのはホテルからでしたが、ツアー会社のサイトは以下になります。
ツアーガイドは現地の方。謎のテンションの高さが癖になる。笑 "Temple" を必ず"Timple"と発音するのが最後まで気になって仕方がなかった...。笑
ツアー自体の料金は$11でしたが、別途入場券を購入しないといけないとのことで、チケットゲートへ連れて行ってもらいます。
入場券は以下の3種類があります。
1日券:37ドル
3日券:62ドル
7日券:72ドル
※3日券は購入日から一週間以内の任意の3日間
※7日券は購入日から一ヶ月以内の任意の7日間
写真をとられて入場券に印刷されます。日本人らしく真顔で撮ろうと思ったらガイドの方に「Smile!」と言われ、ニターっとした笑いの顔写真になってしまいましたが、ここでは割愛します。笑
そしてまずは午前中いっぱいを使ってアンコールワットへ!
やっぱりこのシルエットが見えるとめちゃくちゃテンションあがります。まさに世界史の資料集の世界だ!!という感じです。しかも約150年前まで密林に隠されて、誰もその存在をしらなかった、というエピソードもテンションをさらに上げてくれるポイントです。笑
中に入ると「本当にこれが12世紀に建てられたの...?」ということの連続でした。とにかく精巧なレリーフやら、美しい一枚岩で作られた柱などがそのまま残っています。
クレーンもない時代にどうやってこの岩運んだんだろう、というような疑問がむくむくと膨らんでる。また王様が体を清めるためのプールなどもあるのですが、ガイドさんいわくココナッツの実に川の水を入れてここまで運んで来て、水をためていたと考えられているそう。昔の人の知恵と、そしてけなげさ両方に感銘を受けます。
30度以上のかんかん照りの中の遺跡探索でお腹もぺこぺこ。ご飯はおしゃれなタイ料理屋さんに連れて行ってもらいました。
ちょっと食べかけのナシゴレン。笑 繊細な味でとても美味しかった!野菜は食べないようにしてたのですが、このくらい旅行者向けで清潔そうなお店なら食べても大丈夫だったのではないかなと今となっては思います。
さて、一緒にツアーに参加していた方達とここで仲良くなれました。
おしゃべりなオーストラリア人夫婦
おちゃめなスイス人老夫婦
ちょっといたずら好きそうなデンマーク人青年たち
どう見ても夫婦にしかみえないインド人兄妹
などなど珍道中感しかない。笑 でも現地ツアーに申し込むといろんなバックグラウンドの人がいるからとても楽しいのでおすすめです。
今回もサウジアラビアとか行きづらいところも含めてめちゃくちゃ旅行している人が多くてとても刺激を受けました。ただデング熱が重傷化して手術で一命を取り留めた、という人がいてめちゃくちゃ怖かった...。さされたところもバンコクというから、身近な感じです。
さて、午後は駆け足で。タ・プロームは巨大なスポアンという樹木が、お寺全体をつつみこんでしまうかのように大胆に根をはっています。さすが密林の遺跡。お寺を飲み込む触手のようにも見えるし、お寺を守る生き物のようにも見える。そんな勝手な人間の発想なんておかまいなしに何千年も時間をかけて成長してきた木と、ひたすら忘れられていた遺跡の組み合わせには、考えるものがありました。
バイヨンは、ガイドさん一押しの遺跡とのことで気合い十分。とにかく外観が美しい。壁の色から、寺院の形まで、軽い言葉ですがセンスの良さに圧倒されました。ヒンドゥー教と仏教の融和を目的に作られたそうですが、やっぱり途中でヒンドゥーの像倒して仏像がおかれたり、喧嘩になった後があるらしい。笑 やっぱり人間はしょうもない。何だか笑ってしまいました。ちなみにヒンドゥー教と仏教の違いとしては、ヒンドゥー教は神>仏の神様中心の考え方なのに対して、仏教は仏>神の人間中心な考え方、というものらしいです。
最後は、プノン・バケンで夕日鑑賞。山登りといっても20分くらいの上り坂を行きます。夕日の直前は行列ができるらしく、早めに登頂。早々に場所取りをしている人たちがいます。が、今日はあいにくの曇り空で夕焼けは見えず...。残念ながら下山しました。ちょっともう最後で疲れていて、遺跡自体もあまり見ませんでした。笑
そんなこんなでホステルまで送り届けてもらい、ツアーは無事終了!自分だけでは知り得なかった歴史や文化も教えてもらえたし、参加者とも仲良くなれたし大満足なツアーでした!